
2年半越しで夢を叶えた話
コロナ騒ぎがあり、プーチンがあり、いろいろなものに遮られながら2年半越しでようやくピアノ協奏曲をオーケストラと演奏するという夢を叶えたよ!!イエイイエイ!!
押しつぶされそうになった夏
受験指導という仕事上、7月8月は夏休みで授業数が3倍ぐらいになりそれだけで毎年忙しいのだけど、今年は練習も加わり7月ぐらいからどうやって過ごしたのかあまり覚えていない…とにかく無駄な時間を過ごせないので、1日の動きをめちゃくちゃ計画的に考えていた。
本番近くになると先生の指導熱も上がり、練習して行っているのに毎回死ぬほど怒られ、凹みながら仕事に行く…という日々の中ギックリ腰にもなりメンタル的にも厳しい日が続いていて。あと、積み重なるレッスン費用…経済的にも厳しく頭の中はいろいろな心配ごとであふれていて結構きつかった。
なんだかんだで出発
10/11(火)夜、伊丹→羽田→ヘルシンキ→ウィーンの長旅が始まる。プーチン関係でロシア上空を飛べないことから羽田ヘルシンキが普段より4,5時間ほど長くかかるようでなんと14時間。でもエコノミーは座席に余裕があり、1人で2席分使うことができちゃんと休めたので身体はそんなにしんどくなかった。機内はiPadで宝塚見たりマンガ読んだり。



ヘルシンキ・ヴァンダー空港に着いたのは現地時間午前5時。お店は全部閉まっているのでラウンジで時間をつぶす。朝ごはん食べたり軽く仕事したり。変なお粥みたいなの以外は美味しかった。緯度が高いから朝7時でも暗い。ラウンジの食器が全部イッタラだった。北欧感!
ウィーン行きの飛行機はガラガラ。1人で3席使えたので足を伸ばしてエリザベート鑑賞。出国直前にスカイステージでやってたのを入れてきた♪ウィーンへは2時間ちょっと。いよいよ到着!
10.12~10.15 Vienna
空港から市内の移動はÖBB一択
ウィーン国際空港は程よい広さで、出口まで特に迷うことなく進む。WienMobilで事前に1週間パスを購入していたので、ÖBBの券売機で市内までの切符を購入(パスを持っていれば市内までの切符1.9€のみでOK)。この辺りは事前に調べていたのでとてもスムーズだった。



車内も旅行者が多く、大きなトランクを持っていても全く問題なさそう。CATより安いし全然こっちで良いと思う(帰りもÖBBだったので、結局CATには乗らず)。途中で地下鉄に乗り換え、滞在先に向かう。ÖBBからの乗り換えもホームを変えるだけ。改札の概念がないので、乗り換えも楽々だった。

目立つので絶対見過ごさないから大丈夫。

リンク外でも滞在は問題ない
今回の旅はウィーン、ブダペストはエアビーで滞在先を探した。ウィーンは「リンク」と呼ばれるエリアがあり、その中にお店や観光地、ホテルなどがあるのだが、滞在先はリンク外。演奏会前の滞在なので、グランドピアノ付きの部屋を探したらリンク外になってしまった。アパートの1室の中の1部屋を使わせてもらう感じ。バストイレとキッチンは共用。ただ、私の滞在中ホストは旅行で不在だったため、ほぼ1人で使わせてもらった。3階まで階段がきつかったが(スーツケースが重くって)、それ以外は何も問題なし。建物は古いけどきちんと手入れされている感じで、たいへん過ごしやすかった。リンク外とは言え、商店街みたいになっていて近くにスーパー、レストラン、パン屋さん、お惣菜屋さん何でもあった。ウィーンは日中ほとんど練習していたので、パッとお昼買いに出たりできるのが良かった。地下鉄も路面電車もすぐに乗れる場所で、全く困らなかった。観光しないのでリンク外で良かったかも。静かだったし。ホストファミリーとは最終日の朝ごはんの時にお会いして、朝食を一緒に食べた。ホストはイタリア人ファミリーで、イタリアに帰省していたらしい。ご主人の実家で採れたという手作りのオレンジのマーマレードジャムがめちゃ美味しかった。
ウィーンはさすが観光都市、どこでも英語が使えた。私の適当な英語力でも何とかなった。お惣菜屋さんで量り売りのお惣菜も買えたし、特に困ることはなかった。オペラ「魔笛」を英語字幕で見ることにもチャレンジ。半分ぐらいはわかったのでは?たぶん。知らんけど。
おすすめ:早朝シェーンブルン宮殿



ウィーンは4泊の滞在。なんやかんやあっという間だった。練習があったので思うように観光はできなかったけど、ダイジェストで有名どころは見に行った。1番よかったのは早朝シェーンブルン。6:30からお庭が開いていて朝一がおすすめという旅ブログを見たので早起きして行ってみた。滞在先からシェーンブルンは地下鉄1回乗り換えで20分ぐらい。地下鉄(滞在先の最寄駅があったU6は地上走るタイプ)から見る朝焼けがめっちゃきれい!シェーンブルンもたまにランニングの人とすれ違うぐらいでほぼ貸切だった。グロリエッテにいたのは私1人。ウィーンの景色を独り占めした超贅沢な時間だった。


平日の夜なのにお客様いっぱい!

クラシック音楽を存分に楽しむ
芸術の都ということでせっかくきたので演奏会にも出かけた。Volksoperで「魔笛」を鑑賞。事前にVolksoperのサイトでチケットを買い、eチケットで入場。日本とは違い「オペラざます」って漢字が全然なくってすごく楽しかった。ただ、到着した日だったので眠かったが。憧れのウィーン楽友協会にも行った。これもVolksoper同様楽友協会のサイトでチケットを買い、eチケットで入場。日本も早くこうなればいいのに。シューマンのピアノコンチェルトを聴いた。あのテレビで見た!という感じ。キンキラキンだった。



次はルーマニア編。

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