しごとのはなし

IT偏差値

アナログな教育業界

教育業界でお仕事をして感じるのは、めっちゃアナログ。説明会やイベントの出欠連絡はこのご時世FAXのところもまだ多いし、基本的に紙で何でも配布される。そうでない学校もだいぶ出てきたけど、他の業界と比べたらアナログ度は高い気がする。

無駄のオンパレード

無駄・無駄・無駄

お仕事してて「はぁ?」というぐらい非効率と感じたことはしょっちゅう。でも長年の習慣を変えるのは難しい。手書きの時間割を渡されたり(落書き?)、メールで送信されてきたものを出力し押印し、それをFAXで送信(吐きそう)とか2000年代なんですけど…と思うことが山ほどあった。夜遅く授業が終わって、打ち合わせだけのためにわざわざ移動していろいろ決めたり(Skypeやzoomでできるやん)、なんせ無駄だらけだった。

すんごい非効率だが

こんなに便利な世の中なのに…とため息をつくようなことが多かったので、当然改善を試みようと努力していた頃もあった。わざわざ夜遅く集まってデータの受け渡し(USBに入れて…)とか非効率極まりないことをやっていたのでクラウドの存在を教えたら「そんな便利なものが!」と驚かれたが、使い方を説明するために夜遅く集まることを数回させられた(ググらないの?)。イベントの申し込みを電話と申込用紙で受け付けてあとでまとめるみたいなのも無駄だったのでネットで一本化するよう提案したが、Googleフォームをさわれないということで頓挫したらしい。あと使い方がわからないとしょっちゅう電話がかかってくる。電話がとても嫌いなので、ほんとにうんざりしたこともあり環境改善はあきらめた。

はじめて現れた同じIT偏差値の上司

私は特別PCの知識があるわけではないが、長いことさわっているだけあって同年代の一般的な人よりはPC知識に長けていると思う。別に上から目線なわけではないけど、(特に教育の職場では)同じテンションで便利に進めていこうね!みたいなのを実現するのも提案するのももう無理だと思っていた。ところが、初めて同じIT偏差値の上司が現れた!いまお手伝いをしている塾のボスがそれで、最初お会いしたときに感動した。その人のところで働きたいと思ったのは、半分ぐらいそれが動機だといってもいい(もちろん他にもありますが)。

とにかくめっちゃ話が早い

一緒にお仕事をするようになって感じたのは、とにかく話が早い。書類を作ってもプリントアウトして置いてかえって日をまたいでチェックしてもらい、それをまた次の日に受け取って直して…みたいなことをしなくて当然よいし、互いの予定は全てカレンダーで共有しているので、無駄な報告の手間もない。IT偏差値の違いに長年悩んできた私であるが、必要だったのは同じかそれ以上のIT偏差値をもった仕事仲間だったのかもしれない。