あそびのはなし

so kakkoii 宇宙 shows~推しを推しまくった6月~

もう7月も終わるわけだが、1か月書いては保存し書いては保存しで全然書き終わらなかった6月の話。2020年にあるはずだったコンサートがコロナで1年延期、また1年延期となりとうとう開催されることになった。2020年に自力で取れたチケットは大阪2日目のみだったが、長くフアンをやっているとオザ友もできるわけで、声をかけてもらった結果大阪1日目、東京千秋楽のチケットが手に入った。

これで十分なはずだけど、2年前撃沈した飛ばせ湾岸神戸に行きたいなーという気持ちもあった。さすがに取れないか、と思ってダメ元で通勤電車の中からチャレンジしたらなんと一般で砂かぶりが取れた。

4オザワの6月始まる

長年のフアンでもさすがに4オザワはやりすぎか、途中で飽きて惰性で行くことになったらどうしよう、とか少し心配していた私もいたわけだが、今となってはそんなことを一瞬でも思った自分を殴りたい。あなたの好きな小沢健二はそんなんじゃなかったと。

2022.06.12 神戸こくさいホール

出遅れ物販

1つ目は神戸。最後に取れた神戸。発券したら4列目だったのでビックリした。激砂かぶりやないか!午前中ちょっと仕事をして、ぼやぼやしてたら物販の時間、早く行くつもりだったが出遅れました。先に行ってたオザ友が「300人ぐらい初老が並んでいる」と連絡をくれ、急いで三宮に向かう。といってもうちから三宮は1時間ほどかかる。小沢健二を聴きながら、ウキウキしてコンサートに向かう。こういう感覚がもう久しぶりすぎて既に嬉しい。物販開始時間の15時前に到着したらホール入り口は2階だが1階まで人がのびていた。この日はまだあまり暑くなく、待つのもそんなにしんどくない。

あのステッカー!

だらだら並んでいたら後ろから「どうぞ」と回ってきたのがあのステッカー!2022年バージョン、生で初めて見た。実在するとは!1枚いただいて前に回して、皆でウキウキのシェア、ほんとこういうのはいい!かなりたくさん刷られたんだと思います・・・ありがたい!!並んでいる皆を笑顔にしてくれた。1時間並んでやっと2階にあがれたけど、入口はまだ先。先に入場していた友人が私の分も買ってくれるとのことで、甘えることにした。買うものは決まっていたのでサイズや色を伝え、友人が出てくるのを待ち、列を抜けニューミュンヘンへ。ビール飲みつつ開演を待つ。

人生で1番近づいた

この日は4列目の激砂かぶり。人生で1番小沢健二に近づいた。神戸の編成はギター、ドラム、ベース、鍵盤、打楽器のみ。「ウルトラマン・ゼンブ」のイントロではじまる。真っ暗な舞台に蓄光素材の衣裳を身にまとう演者たち。明るくなって、小沢健二がいた。シルバー?色の髪を振り乱してギターをじゃかじゃか鳴らす私の大好きな小沢健二がいた。あっという間の2時間。「90年代にややこしい歌詞を書く僕を見つけてくれてありがとう」に涙が出た。

2022.06.16&7 フェスティバルホール2days

鬼門「天使たちのシーン」

大阪2daysは姪と参戦。姪は2年前未就学児だったが、今は小学生。本人が行きたいというので連れて行った。おそろいのグレーうさTを着て、大阪も砂かぶり。1日目、最初順調に踊っていたが「天使たちのシーン」で電池が切れ、そのあとの「東京恋愛専科」以降は寝てしまった。姪を膝の上で抱きながら聴いた「ある光」きっと忘れないと思う。2日目は「天使」でトイレに。トイレに行ったおかげでこの日はずっと起きていた。コンサート以降、よく口ずさんでいるので楽しかったんだろうと思う。

フリッパティオ老人会

まだインターネット黎明期、というかパソコン通信のNIFTY SERVEをやっていたころに出会ったフリッパーズギターとかその周りが好きだったり好きじゃなかったりするゆるいつながりの友達が3人そろったので1日目のコンサートのあと軽く飲んだ。あれから30年近く経ってしまった。当時本気で「ふてくされてばかりの10代」だった私ももういい年。あと何回会えるだろう、といいつつまた会う日までのお別れ。きっと会えると思うが、ゆるいつながりなのでいつ会えるかはわからない。

2022.06.28 東京ガーデンシアター

小沢健二を一緒に聴きたい友人

最終日のガーデンシアターのチケットを親友が取ってくれていた。
私には中学と高校時代からのおざ友が2人いる。1人は、10代の頃、一緒にオザケンの歌詞をルーズリーフに書いたり(しかも間違えて)、ドゥーワチャを一緒に読んだり、いろいろな言葉の意味を一緒に考えたり、もう数えきれないぐらいの思い出がある親友。私はVILLAGEとレビュー’96も見ているが、彼女は当時は見ておらず、初めて一緒に見たのは春空虹の武道館だった。今回のガーデンシアターをとってくれたのはそんな彼女だった。普段は大阪と東京で離れているし、お互い忙しいし連絡も取らないので、前回の武道館以来だった。新宿で待ち合わせをして、有明に向かう。お互いの数年間の話であっという間に会場に着いてしまった。
1時間近く早く着いたが、会場に入って話していたらあっという間に時間になった。

泣いちゃう

神戸や大阪とはまた違う感情で臨んだガーデンシアター。「ローラースケートパーク」はやっぱり泣いてしまった。思い出がよみがえる。隣で親友もやっぱり泣いていた。きっと同じ景色を思い出していたはずだ。まだ若くて何も知らなくてかわいかった制服姿の私たち。でも、時を経ていまもまだ一緒に心動かされている。あの時の私たちに教えてあげたい。30年後も同じ曲を一緒に聴いて泣いているよと。

またすぐに会えるかな?

小沢健二を一緒に聴きたい友人は1人ではない。実はもう1人いる。中学時代の私に小沢健二を教えてくれた親友だ。彼女とはVILLAGEもレビュー’96も一緒に行った。大人になってからは、東京の街が奏でるも行った。そんな彼女も東京に住んでいる。コンサートが終わって、2人でタクシーに乗り待ち合わせをした街に向かう。3人で会うのはもう7,8年ぶりではないだろうか。また会えたことがうれしくて、あっという間に時間が過ぎてしまった。

夏の日は魔法

小沢健二の言葉が好きで、メロディーが好きで、ずっと好きでいつづけてよかった。2年待ち続けてたこの時間。待って良かった。待つことは希望、その通りだった。推しのある人生は素晴らしく、私の選択は間違っていなかった。90年代に小沢くんを見つけてよかった。私の日々に色を付けてくれてありがとう。そして、きっとこれからも。